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計画
以前からの夢、『箱根旧街道を歩いてみたい』。
それを叶えながら、同時にトレーニング出来ないか?
という事で、こんな感じに計画してみた。

箱根湯本→箱根旧街道→元箱根→小涌谷→箱根湯本。
総距離約30㎞。
今の俺の実力を考えて、たぶん足が吊りながら何とかギリギリ行ける計画。
途中でダメなら箱根登山鉄道を使おうと思う。
( ̄▽ ̄;)
出発とゴールは函嶺洞門・無料駐車場
2020年11月10日朝7時、函嶺洞門の無料駐車場から出発!
まずは箱根湯本の感じを味わいたいので街に向かう。
まあ10分たらずで行けるだろう。

さっそく見えてきた観光ポイント!
この入口からは湯坂城址、鷹ノ巣城址に行けるらしい。
鎌倉古道も魅力あるけど、今回は通らない。

国道沿いにある温泉場は、箱根温泉発祥の湯だった。
俺は温泉には全く興味が無いのよね。( ̄▽ ̄;)

きた、きた!箱根湯本ってこんな感じだよね!
しばし箱根湯本駅に行ったり、旅館街を見たりして散策。
ルン♪ o(≧▽≦)o ルン♪

弥栄橋を渡り、須雲川沿いに湯場滝通りを10分くらい走ると、3つ星ホテルの天成園に着いた。
ここは玉簾(たまだれ)ノ滝の入り口だ。

隣には飛烟(ひえん)の滝、そしてパワースポットである玉簾神社がある。
この場所は、昭和天皇もきた由緒正しい場所なんだとか。

また10分くらい走ると、箱根らしい料亭の近くにきて、何気なく立て看板を見てみる。
暁亭。
なんとここは、あの長州藩士の山縣有朋の奥さんのために作られた家で、国登録有形文化財に指定されながら料亭としてやってるんだとか。
暁亭は銀座にもあるらしい。
すごい所に偶然きたな。( ̄▽ ̄;)

湯場滝通りの終点にきた。
3つ星ホテルのホテル南風荘の横を通り、神奈川県道732号線に入る。

坂だからキツイのよ。(*´Д`)ハアハア

煌びやかな寺を横目に、須雲川インターチェンジを越えてどんどん走る。
須雲川探勝歩道へ

8時半頃、須雲川自然探勝(たんしょう)歩道の入口に着いた。

歩いて約20分ほどの道。もうすぐ旧箱根旧街道だ。

早川取水ダムにきた。丸太橋を渡る。

コース外だけど橋がカッコイイので、ちょっと行って撮影。

732号線を渡り、再び須雲川探勝歩道へ。
グーグルマップだと、ここから箱根旧街道になる。

割石坂を登る。江戸時代の石畳が2区間ぐらいある。

732号線を100mぐらい歩くと…

箱根旧街道!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
到着したのは9時頃。予定より大幅にオーバー。
( ̄▽ ̄;)キツイ-
令和の時代に箱根旧街道をゆく!

下り坂を降りて、沢を渡る。

雑に敷かれた石畳を登る。

お!家が見えてきた。

箱根越えをする旅人たちの宿場町・畑宿に着いた。
奇妙な石は『畑宿の道祖神』というもので、旅人たちの安全を願うものらしい。

畑宿に浜松屋の前に置いてあるデカい木は、『桂神代』というのものだった。
火山の影響で、何千年も土に埋まっていたものらしい。

箱根で唯一残っている一里塚。
昔は一里ごとに塚を置いて、旅人に旅の進み具合が分かるようにしてたんだと。

この辺の石畳は、畑宿の村人が旅人たちのために敷いたものらしい。

箱根新道を越え、再び県道732号線に入る。

ここから、県道732号線の七曲りを登る。
自転車で登ってる人と遭遇したよ。
めちゃくちゃキツイだろうね。
東海道最大の難所・橿木坂!

6回くらい曲がり、橿木坂(かしのきざか)にきた。

橿木坂は、東海道一の難所と言われた場所らしい。

ようやく平坦な所にきた~。(´Д`)ハァハァ・・

元箱根まで、あと3㎞!きつい~!

今でこそ歩きやすくなってるけど、鎌倉時代までは、すねまで泥でつかるくらいの悪路だったとか。

江戸時代に入り、徳川幕府が旅人たちが通りやすくするように整備したんだと。

『箱根の山は天下の剣』とよく言ったものだよ!
ほんときつい!(´Д`)ハァハァ・・

昔は猿でも滑るほどの坂だったとか。

732号線を横切り、横の階段を登る。

この辺から紅葉が綺麗で癒された!
予定より遅れてるから、どんどん進む!

笈の平碑(おいのたいらひ)は、その昔、親鸞が弟子と涙の別れをした場所として有名な所らしい。
その横の追込坂を登る。

紅葉がめちゃくちゃ綺麗!
建物の手前から再び旧街道へ。

江戸時代初期に創業された茶屋・甘酒茶屋を横目にどんどん進む!

県道732号線を横切るとある看板。
旧街道を通らずに、右の県道を行くと『お玉ヶ池』に行ける。
ふくらはぎが吊ってきた!(>_<)

立派な石畳の白水坂(しろみずざか)。
ほんとは城見ず坂と書くらしい。
豊臣秀吉の小田原攻めの際、北条家に抵抗されて城を見る事なく帰還を余儀なくされたから付いた名前なんだとか。

ってことは、秀吉も通った道ってことね。
そう考えると、歴史ファンとして考え深い!(^-^)

整備された道に出てきた。

ちょっと立ち寄って道を右に進むと、『興福院・お玉観音堂』がある。
江戸に奉公してた少女・お玉が、奉公に耐え切れず伊豆の村に逃げ帰ろうと関所破りをして捕まって処刑されてしまったらしい。
あんまり可哀想だからってことで、少女の霊を慰める目的で作ったんだろうね。
(´;ω;`)ウッ…

さあ、ここが噂の坂!

権現坂!
ここで旅人たちが、芦ノ湖を見ながら一息つく場所だった。

箱根旧街道もここで終わり!
振り返って撮影した場所は『杉並木』。
暑い夏の時期を旅する人たちのために、徳川幕府が大量の杉を植えて日陰を作ってあげたんだとか。

箱根湯本から4時間半もかかり、ようやく11時半頃、元箱根についた~!!
\(^o^)/ヤッター
予定より1時間以上もオーバー。
箱根旧街道は予想以上にきつかった!!( ̄▽ ̄;)ハハ