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2020年大晦日は筑波山登山!
2020年12月30日、日本百名山の筑波山を登山すべく、正月休みを利用して、つくば市へマイカーで移動した。
筑波山は男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)からなる低山。
登山だけだと3、4時間程度で終わってしまうので、宿泊したホテルから走って登山してみようと考えた。
計画

『ホテルグランド東雲』から約17㎞走り、筑波神社まで行く。
神社から『御幸ヶ原コース』で登り、男体山→女体山。
下山は『白雲橋コース』で神社まで戻り、そこから走ってホテルグランド東雲まで戻る約40㎞のロングコース。
今の俺の実力から考えれば、ちょっと無茶かもしれない計画。
しかし敢えて、大晦日だし、今後のレベルアップも考えて組んでみた。
どうなることやら!( ̄▽ ̄;)
筑波山神社はパワースポット!
めちゃくちゃ寒いので、8時半頃にホテルを出発。

走れば走るほど、筑波山がしだいに大きく見えてくるが、寒さで筋肉が動かないのか、疲れが早い感じ。
(*´Д`)ハアハア

予定よりも大幅遅れで『つくば道』に入る。
一の鳥居をくぐり、急坂を歩いていく。

道をそれて筑波山神社・大鳥居をくぐってから神社に入る。
境内には、国産黒毛和牛最高級ブランド・筑波さんろく紫峰牛の石像が奉納されていた。
コロナ時代だから、牛の口にもマスク。

三代将軍・徳川家光が寄進し、五代将軍・徳川綱吉が改修工事したという御神橋。
茨城県指定文化財だけに、特別な日しか渡れない。

随神門(ずいしんもん)。
江戸時代までは仁王門と呼ばれていたらしい。

随神門には、二体の随神像が参拝客を睨みをきかせていた。
右は、伊吹山の神に祟られて無念の死を遂げたヤマトタケルの像があった。
タケルさ~ん!(´;ω;`)ウッ…

随神門をくぐる前に、右にとてつもない大杉があったので見てみた。
なんでも樹齢800年を越えるとか、越えないとか。
生で見たらすごい迫力だった。

茅の輪(かやのわ)のくぐり方が正式にあるそうで。
まず礼をして、左足から入って左へ回り、右足から入って右に回り、また左足から入って左へ回って、礼をして門へ入る。
わけわからんから、くぐらないで入った。
( ̄▽ ̄;)

ここが一般的に拝む所だ。
ここは縁結びに効果があるとか。

国歌『君が代』に出てくる『さざれ石』があった。

拝殿のすぐ横には『えびす神社』なるものがあった。
この神社の後ろには春日神社と日枝神社。
周囲には厳島神社、朝日稲荷神社と色んな神社が集まっている。

さあ、そろそろ行かないと!
時間も大幅に遅れているし。

ちらっと筑波山ケーブルカーの駅を見てみる。
筑波山は登山しないでも、ここからだとケーブルカーで楽に登れるのだ。
御幸ヶ原コースで登る!

前に歩く登山客を抜かして、御幸ヶ原コースをどんどん登っていく。
寒い大晦日でも意外と登山客は多い。

筑波山は、とにかく杉の木がデカい。

つくば市を流れる桜川に合流する男女川(みなのがわ)の源流地点を通る。
注連縄(しめなわ)飾りの木をくぐっていく。
筑波山全域が筑波神社の境内って感じが出てる。

丸太で作られた階段を登る。

御幸ヶ原まで登ってきた。
丸い展望台に目がいく。

この時点でもう13時頃なので、休憩所もあるし昼飯にしようかと考えたが、予定通り男体山を先に登ることにした。

階段を駆け上がり、標高871mの男体山本殿に到着。

素晴らしい眺め!
頂上部分は狭いし、他の客もいるのですぐ下山。

御幸ヶ原に戻って、ここで昼飯のおにぎりを食べた。
ここは立派なトイレもあるし、眺めもいいし最高。
しかし大晦日なので、ちょっと寒い。

女体山に向かう途中にある鶺鴒稲荷神社とセキレイ石。
この石はとんでもない石で、セキレイという鳥が、2人の神様(イザナギノミコトとイザナミノミコト)に、夫婦の道を教えたとか。
どんな鳥だよ!ってツッコミたくなるが。

女体山本殿に到着。
途中に『ガマ石』があったらしいのだが、急いだので気づかず。
( ̄▽ ̄;)

これで日本百名山・筑波山を登頂したことになる!
百名山は18座目!\(^o^)/

筑波山も天浮橋伝説があるところらしく、実際に橋が出来ていた!
天浮橋伝説とは、先ほどのセキレイ石の二人の神(イザナギノミコトとイザナミノミコト)が天浮橋に立って天沼矛(あまのぬぼこ)を掻き回したら、その矛の先から滴り落ちたものが、オノゴロ島になったという伝説だ。
そのオノゴロ島の実在説があるらしく、淡路島周辺にある沼島や絵島だという説があるなか、筑波山説もあるらしい。
予定では2時間くらい遅れてるので、急いで下山。
白雲橋コースを下山しながら奇岩巡り!

高さは15m。ほんとに大仏様がいるみたい!

屛風岩(びょうぶいわ)。
素箋鳴尊(スサノオノミコト)を祀っているとか。
奥には、摂社・安座常神社(あざとこじんじゃ)があった。


まるで夜空に輝く北斗星のように、決して動くようすが無い様から、その名がついたそうな。

出船入船(でふねいりふね)。
まるで出ていく船と、入ってくる船が同時に見える様から、そんな名前になったそうな。
案内板に『船玉神を祀り、この岩より熊野灘を遥拝する』と書いてあった。
ようするに、熊野灘の方向に向かって船の航海の安全を神様に祈るという意味だろうか。

陰陽石(いんようせき)。
相対する二つの石が寄り添うような様から、そんな名前がついたそうな。
陰とは地・女・月・夜・静・暗など、陽とは天・男・日・昼・動・明などらしい。

この岩の狭いところを抜けると、罪けがれ無い清い体に生まれ変わるとか。
筑波山禅定という年に一度の特別な修行で、実際にやるらしい。

高天原と名前がついた巨石の上に、摂社・稲村神社があった。
天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀っているんだとか。

あの源義経の家来である武蔵坊弁慶が、行くかどうか迷ったとされる場所だ!
ほんとに今にも落ちてきそうな岩!
:(;゙゚'ω゚'):ガクガク

白蛇弁天(はくじゃべんてん)。
ここに白い蛇が住んでいるらしく、その蛇を見た物は大金持ちになるらしい。
一応、探したけど居なかった。
冬だから冬眠してるんだろうね。

さて、白雲橋コース入口の鳥居まで降りてきた。
ここからホテルまで走る。

つくば市の田園地帯を走る。いや、もう走れない!
ホテルに着いた時には、もう真っ暗(19時頃)。
40㎞はさすがに無謀な計画だった。(>_<)クタクタ
風呂入って、飯食ってすぐ寝た。

翌日の2021年の初日の出を、筑波山の中腹で見た!
ご来光、素晴らしい!
待ってろよ!剱岳!!